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SendGrid Night #4 参加レポート (1)

クロスワープの大鷲です。

去る 5 月 19 日に SendGrid Japan もとい構造計画研究所さん主催で開催された SendGrid Night #4 というイベントに参加してきました。
本記事では、印象深かった点をピックアップしてご紹介します。
構造計画研究所さんのブログでも当日の模様がレポートされています。
発表資料の全体はそちらをご覧ください。

SendGrid Introduction ~サービス概要およびおさえておきたい重要機能~

株式会社構造計画研究所の中井さんのセッションでした。

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構造計画研究所は単なる代理店ではなく、SendGrid のグローバル拠点の一つというつもりでいます、というお話。

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AWS 以外のクラウド ベンダーはほぼパートナーとのこと。

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メールが宛先に到達するためには様々な障害があり、実に 22% ものメールが受信トレイに届いていないとのこと。

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メールを届けるためにはレピュテーションが大切です。

SendGrid New Features

SendGrid 本社のサポートエンジニア Scott Kawai さんのお話です。
最近追加された新機能の紹介でした。

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IP アクセス管理について。
SendGrid は機密性の高いメールの送信にも利用されるので、API にアクセスできる IP アドレスを制限して、情報漏洩の可能性を低減させる機能です。

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SendGrid の Web API には v2 系列と v3 系列があります。
トランザクション メール機能の中核である Mail Send API にはこれまで v2 系しかありませんでしたが、新たに v3 系が登場しましたというお話。
ただし現在はまだベータ版です。

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本ブログでも紹介した Marketing Campaigns 機能について。
本ブログでは紹介しなかった機能ですが、ユーザーの属性情報(性別とか年齢とか購入履歴とか……)に基づいて送信先を絞り込むことができます。
上手く使えば E コマースでも効果を上げられそうですね。

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また、あらかじめデザインされたテンプレートが多数用意されています。
ちゃんとレスポンシブ デザインになっており、様々な端末に対応しています。

ユーザ事例:SendGrid苦労話

クラウドソーシング最大手のクラウドワークス CTO の大場さんのお話です。

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過去のサーバー構成の図。
AWS なのに、何故か各アプリケーション サーバーに postfix が入っていて、メールを送りたいときはローカル マシン宛に送信するという謎の構成だったようです。

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クラウドワークスには 90 万人のユーザーがおり、送信メール数は月間 400 万通にも上るとのこと。
1 通 2 通送るのとは別次元の課題があります。

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IP アドレスのレピュテーションを上げるために、少しずつメール流量を増やして実績を作っていくプランを、構造計画研究所の中井さんと協力して立てました。
トランザクション メールであれば SendGrid が自動的に面倒を見てくれるのですが、この時はメール マガジンだったため、送る日と送らない日の差が激しく、自動ウォームアップは使えなかったそうです。
そのため、SendGrid 経由で送信するメルマガの量を段階的に増やしていき、それを溢れた分は別のサービスから送信するという戦略にしました。

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慎重に進めていたにもかかわらず、IP ブラックリストを提供している spamhaus に捕まってしまい、あえなくアカウント凍結。
この時はたまたま中井さんがアメリカの SendGrid 本社に出張していたので、数日で解決され、「致命傷で済んだ」とのことでした(笑)。

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用途によって

  • IP を分ける
  • ドメインを分ける
  • アカウント分ける

といった対策を行い、もし(部分的に)凍結されてしまっても、全体への影響を最小限に抑えることが重要だそうです。

一旦まとめ

前半 3 セッションのレポートをお届けしました。

次回は後半 3 セッションの模様をレポートします。